ダイソン世界

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クレロの翅

神が創りし万物の理。不可逆な現象の事を指す。

 

ある事象にそれ以前の状態がなく、それ以降の状態から以前の状態に到達することが不可能である場合、

それはクレロの翅であると言える。

たとえば"時間"は"過去から未来"へ一方通行に流れるものであり、

"未来から過去"へ遡る事はエスリーという例外を除いて不可能。

翅より後に存在するものがクレロの翅を遡る事は絶対に不可能であり、観測する事も不可能。

人の知ることの出来る情報の特異点は全てクレロの翅である。


"生命の樹"や"エデンの園"と呼ばれることもある。

もしこの翅が存在しなければ、人は容易に神の元へたどり着いてしまうだろう。


セフィロン人 

基幹世界セフィロンの民

高度な文明を持っており、少なくとも

世界を創造する程度の技術は持ち合わせている。

WS投下ののち、下等世界に居座るようになった一部の者達は

後の"神"や"天使"などと称される存在になる。

彼らセフィロンの末裔はいつか故郷へ帰れる日が来る事を切に願っている。


白の世界 

熱的死を迎えた世界の事。

WSによってEを回収し尽された世界の末路であり、

基幹世界セフィロンの事でもある。


プロジェクトSSS

全人類をエスリーへと進化させ、最終戦争を回避する為の計画。


ラグナロク

エスリーが自然発生(エンジェリック含む)したことにより、

自己を人類の上位種と思い上がるエスリー達と

今なお世界を支配し続ける人類との間で必然的に引き起こされる最終戦争。


千年姫 

別名、『剣の巫女』。

二つの世界を繋ぐ『剣の柱』の力を維持するために4000年もの間眠りにつく。


アマルガムの角 

エリー(ハーティ)の血を引く一族の総称。

クレロの翅とは対極的な意味合いを含んでいる。


時の賢者 

ゼクンドゥスの自称

特に意味は無い。


ドラゴニュート 

龍人。魔族に分類される。

角としっぽが生えており、無駄に身長が高いのが特徴。

リギアの前王アンセルム(魔王ベルモス)がこれの直系。というか直系の方が少ない。

ドラゴン故に個体数が少なかったが、手軽に食えるおいしいきうきうを主食にしたおかげで

みるみるうちに文明が発達したらしい。


魔術

それはあまりにも不確定かつ曖昧なものであり、

古来よりその本質を探る為にうんたらかんたら

本来魔族のみが扱うことの出来る力だが、

人はあらゆる手を投じて魔術を盗み取ったらしい。


魔方陣

魔力を制御し、魔法を発動する為のプロトコルのようなもの

かつては多くの魔術師が自家製の魔方陣を使用していたが、

流用のできない不便さから統一された規格の魔方陣がいくつか登場することになる

代表的なものとして不偏型、ユーデルベルン型、モノダイソン型などがある

(前者二つは最初期の第五次魔術)

※コスモグラフ型は論理魔術


論理魔術式 

一般的なコスモグラフ型魔方陣

魔術式を論理化して構成された魔術のこと。

通常では扱えない属性の術を扱うことができる。

通常の魔方陣とは回路が違う為、専用の魔道具などが必要(時器でも可能)。

本来エスリー用に考え出された物ではないが、

エスリー以外での再現はほぼ不可能(な領域に達している論理魔術式もあるので)。

例:地術は現代の幻想第五次魔術が定められる以前に創られた魔術であるため属が存在しない。

(土術+木術がそれに相応するが相殺しあう為不可能。

そのため地術は論理魔術を前提とした高位魔術とされ、

かつ存命する地術適格者が存在しないということは既知の事実。

他にも論理回路を用いれば幻想第一次魔術時代に確立された

音術、金術、時術などのマイナーな属性も使用することが出来る。


第五次魔術(フィフスフィア) 

現代における魔術の完成形 幻想第五次魔術。五度目の完成形の為その名で呼ばれている。

五次魔術は基本的に大空魔術と大地魔術に分けられ、大空は雷、風、水属性 大地は炎、土、木属性となっている。

ちなみに第四次魔術はフォースフィア、第三次魔術はトライスフィアという。

魔術は次元が上がるほど単純化、簡単化されていき、人の扱いやすい形になる。

逆に次元の低い魔術は複雑化しており、より世界の真理に近い形となっている。

また、次元が高く人の扱いやすい魔術を高級魔術と呼び、次元の低い魔術を低級魔術と呼ぶ事もある。


魔術のむずかしさ一覧

第五次魔術 自転車を乗りこなすレベルの魔術

第四次魔術 馬を乗りこなすレベルの魔術

第五次と比べて極端に難しい訳ではないが、使える状況が極めて限られる(魔道具、魔法陣がほぼ存在しない)

第三次魔術 龍を乗りこなすレベルの魔術

妥当な難しさだが、そもそも龍が存在しない(魔法具が存在せず、論理魔術式でも使わない限り絶対に使用不可能)

第二次魔術 人間にはほぼムリ(論理魔術式ですらアセンブリ並みの呪文で魔法陣構築をする必要あり)

第一次魔術 神の領域 クレロの与えた力を火に灯して人間に与えたレベル(原始の火を見て近代文明を知るレベル)


高級魔術(第五次魔術等)のメリットとデメリット

メリット:魔術さえ学べば誰でも簡単に使える

デメリット:簡単さゆえ対策がしやすく、安易に無力化されたりする

低級魔術(第一次魔術等)のメリットとデメリット

メリット:複雑すぎる為に対策がし辛く、自由な形で魔術を発動出来る

デメリット:論理魔術式でも使わない限り常人には詠唱不可能


バスタード

魔術の使えない魔族の俗称

基本いじめられる

属性消滅

炎+氷など、お互いに相殺しあう属性の素質を持っていた場合に起こる現象

属性なしの六割の原因がこれ


属性異常
魔術の素質はあるが、第五次幻想魔術で定義された六属性以外の適正があり
通常、その魔術を使用することができない者
該当者はバスタード内で0.3%ほど


属性欠損
なんらかのショックや障害によって魔力を失った者
属性なしの三割以上がこれ


統一魔術

ライアークの提唱した究極の魔術論。

最終的に属性は200種類以上に分類されることになる。


亜人

魔族の血を引いた人間の総称 外見はほとんど人間と同じ。

ドラゴニュートの血を引くアマルガムの角などが有名。


亜人狩り(デミコースト) 

サウザンドステップ戦争の引き金となった運動。

天成剣は唯一無二のセフィロンゲートさえ存在していれば良いと主張するオファニティの体制に異を唱え、

天成剣を鍛造し続けていた"アマルガムの角"を迫害する目的で行われた。


セフィロンゲート難民・避難民問題 


隠者の灯火(イプセリウス・シンドローム) 

エスリーが剣のような形をしたエネルギー体に姿を変える原因不明の現象

世捨て人のように人との関わりを断ち切った者がなることから

そのエネルギー体の形状とあわせて"隠者の灯火"と呼ばれるようになった

発生条件はおそらく"誰にも目撃されず、誰からも忘れ去られること"

たとえ対象がエネルギー体に姿を変えたとしても

その人を知っている人は誰もおらず、悲しむ人もいない

しかし、ゼノグロシアだけは違うようだ。